モヤモヤを抱えて今日も生きる。

とかくこの世は生きにくい。日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

やってもやっても勉強ができるようにならないのには訳があるってことです

「教科それ自体は、そんなに難しくないんです。では何が算数を難しく、ほとんど不可能にしているかというと、嫌で嫌で仕方ない子どもたちの頭に、無理やり教科を詰め込んでいく、あのやり方のせいです。毎日毎日、何年もの間ずっと、少しずつハンマーでたたき込んでいけば、さしもの子どもたちもいずれ覚えるだろう、というあの教え方です。」

 

日本の話ではありません、よく似てますが。

 

ちょっと前に、紹介したサドベリー・バレー校の先生の話です。(でも、この学校では先生ではなくただの「おとな」なのですが)

 

この「おとな」は、「算数を教えてくれ」とやってきた12人に教えた人です。

 

通常6年かかる算数の全過程をトータル24時間で終了してしまったという話です。

 

これは特殊な例でなく、この学校では、それ以上かかったことは一度もないとか。

 

結局は、「子どもたちが求めたとき、求めるものを与えること」に尽きるのですね。

 

このことは、子どもを持つ親には示唆に富むものです。

 

ハンマーで打ち込むように、無理やり詰め込んでいく教え方については、日本の先生も自覚してると思いますよ。

 

先生たちは、文句言いながらも、この方法を続けているわけです。

 

この方法が未来永劫続いても、先生は職を失うわけじゃないですからね。

 

目を覚まさなければいけないのは、親の方です。

 

親にとっては、大事な子どもの一回限りの子ども時代ですから。

 

こんな教え方で、大事な子どもの貴重な時間を無駄にしてほしくないですよね。

 

でも、学校を変えるわけにはいかないでしょうから、せめて対策を。

 

家でイヤイヤ勉強に向かわせることは逆効果だと知るべきでしょう。

 

子どもがやる気になるまで待てないとしても、興味をかきたてる刺激を与えたい。

 

学校でのお勉強が始まる前に、どれだけ好奇心を育てられるかがカギですね。

 

(冒頭の引用部分は『世界一素敵な学校―サドベリー・バレー物語』からの引用です)

 

moyamoyaikiru.hatenablog.com

 

 

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