選択的夫婦別姓を導入しないと、みんな佐藤さんになっちゃうぞというお話です。
東北大学高齢経済社会研究センターの吉田浩教授が発表したものです。
夫婦同姓というルールでこのままいくと佐藤という姓ばかりになっちゃうということ。
2531年佐藤さん問題っていうらしい。
これはかなりの衝撃だったようで、ワタシの周りでも結構話題になっていました。
「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」と民法に規定があります。
日本人同士が婚姻する際には夫婦どちらかの姓に統一する「夫婦同姓」が求められているわけですね。
どちらかの姓に・・・ということになっているのですが、
実際は、日本の約95%の夫婦は女性が改姓している。
極端に女性に偏っているのは自然じゃないですよね。
この辺が問題なわけです。
人生の途中で姓が変わるということは、本人にとってかなりのストレスです。
心理的なストレスも多大ですが、
実生活でも数々の不都合が生じるわけです。
役所への届出はもちろん、運転免許証・銀行口座・クレジットカード・パスポート・生命保険などなどなど、名義変更をしなくちゃならないことだらけ。
職場にも知らせなくてはなりません。
それほど懇意にしていない人にまで結婚したことがわかってしまうのも気分が良いものではありません。
ましてや、離婚した場合なんぞ!
こういう不利益を結婚した2人が平等に負うのではなくて、
片方だけが背負うというのは、2人のスタートとしては良い状況とはいえないと思います。
旧姓の通称使用も広がっているようですが、
国際社会では通用しないようだし、他にもいろいろ不都合もあるようです。
企業や行政でも非効率だという指摘もあります。
選択肢のひとつとして、姓を変えずに婚姻できるようにすればいいのにね。
他の国でやってることが、どーしてこの国ではできないのでしょうか?
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