モヤモヤを抱えて今日も生きる。

とかくこの世は生きにくい。日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

これこそが、子どものための生徒のための学校じゃないですか

カリキュラムがない、試験もない、通知表もない、学年もクラスもない。

 

そればかりか「先生」もいないし、「生徒」もいない、決まった「授業」もない。

 

こんな学校が実在するって言ったら、信じられますか?

 

普通、学校といって私たちが想像するのは、

 

同じ年の子どもたちが一つの教室に40人くらいずつ入れられて、

 

朝から夕方まで細切れに区切られた時間にしたがって、決まった科目を勉強する。

 

チャイムを合図に一つの作業が終わり、次のチャイムで別の作業が始まる。

 

学校のイメージってこんな感じです。

 

アメリカ・マサチューセッツ州にある、サドベリー・バレー校はまったく違います。

 

高橋源一郎さんの本『「ことば」に殺される前に (河出新書)』で知りました。

 

ちょっと引用させていただきます。

 

「ここでは4歳から19歳までの『子ども』たちを受け入れている。(略)この学校には、カリキュラムがない。試験がないから、採点はないし、通知表もない。学年もクラスもない。いわゆる『教室』もない。(略)あるのは、子どもたちの『完全な自由』だけ。」

 

「この学校には、決まった『授業』は何もない。だから、子どもたちはずっと、好きなことをする。ずっと釣りをしたり、ずっとゲームをしたり。でもおとなたちはなにもいわない。ただじっと待つのである。ある日、9歳から12歳の子どもたち12人が、ひとりの『おとな』のところにやってきた。『足し算、引き算、割り算、算数ならその他なんでも教えてくれと頼んで来た』『本当はやる気ないんじゃないの』『いや、本気だよ』『算数をマスターしたいんだ』。というわけで、今まで算数を習ったことのない子どもたちと『おとな』は『協定』を結ぶのである。」

 

こんなふうに勉強が始まるんですね。そして、その結果がビックリなのです。

 

通常6年かかる算数の全課程が週2回30分ずつ、これを24週で終わってしまうのです。

 

全部で24時間しかかからないということです。

 

やればできちゃうってことなんですね。ビックリです。

 

教室のイスに座って我慢して苦労してイヤイヤやってる勉強って何なのでしょうか。

 

やる気さえ育っていれば、こんなもんなのですね。

 

こんな学校があれば、子どもを通わせたいです。

 

今、家庭が学校化してるなんてことも言われます。

 

家庭でカリキュラムを作って学校のように勉強の習慣をつけさせる、そんなやり方です。

 

親をはじめ、大人が学ばなければいけないと思います。

 

子どもたちはやる気になれば、どんなことでもできちゃうんだ。

 

やる気を育てるのがいちばんですね。

 

それができないなら、少なくともやる気をくじくことだけはしないようにしたいです。

 

 

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