いやぁぁぁ、こんな試みだったとは知りませんでした。
ご本人が「路上演奏」というところの、「午前0時の小説ラジオ」です。
これ、高橋さんがテーマを決めて、午前0時から即興で連続ツイートをするというもの。
ご本人が、「本にしない」と決めて始めた企画だったのに、結局本になったのでワタシも見つけることができました。
本の「おわりに」に書いてありましたが、編集者さんにお礼を言いたい気分です。
編集者の尾形さんが高橋源一郎に「本にしませんか」と持ちかけてくれなかったら、
ワタシは、この言葉たちに出会うことがなかったのですから。
ホント感謝しかないです。それほどに心に響くものでした。
ワタシは今、考えることにこだわっています。
でも傍目には良いことはないようです。
「考えすぎだよぉ」「考えすぎじゃない?」と否定気味に言われることが多く、
良くて「よく考えてるね」って。これって褒めてないですよね!
親からは「学を積むと、ろくなことがない」と言われたこともあります。
高橋さんの言葉の数々は、ワタシに考えろ考え続けろと背中を押してくれてるようです。
「だからこそ、あなたたちの生き方が、実は、この社会を構成する人たちみんなの生き方にも通じていることを知ってください。わたしは、この学校に着任して6年、知識ではなく、あなたたちに「考える」力を持ってもらえるよう努力してきました。」
「その力だけが、あなたたちを強くし、この社会で生き抜くことを可能にすると信じてきたからです。あなたたちは、十分に学びましたか? だったら、その力を発揮してください。まだ、足りないと思っていますか? では、社会に出てからも、努力し続けてください。」
これは、高橋さんが、明治学院大学の学生に向けた卒業の祝辞ですが、そっくりそのままワタシもいただいた思いです。
同時代に生きていることに感謝です。