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愛は、愛する能力の問題です

こう言うのは、哲学者の岸見一郎さんです。

 

泣きたい日の人生相談 』の中で、そう語っています。

 

社会心理学者のエーリッヒ・フロムが考えていたことだと。

 

「この能力は特定の誰かだけを対象とするものではなく、他の人を排除するわけでもありません」とも。

 

つまり、「『あの人は嫌いだけど、あなたは好き』という人は、愛する能力を持っているとは言えないのです。」

 

さらに、アドラーも、「たとえ誰からも愛されなくても私は隣人を愛そう」と語っています。

 

では、特定の人を愛するって、どういうことでしょう?

 

それは、「(相手と)言葉を交わし、全人格を持って向き合う関係」

 

「この関係になったときの私は、もはやそれ以前の私ではありません。もはや私は一人だった時の私ではなく、愛する人によって生かされていると感じ、そのとき『私』ではなく『私たち』の人生を生きはじめます。」

 

う~む、愛って深い。

 

そして、その関係を維持するには、どうしたらよいのでしょう?

 

岸見さんの答えは、「慣れてはいけないのです。」

 

「不断に愛を更新する努力」をする。

 

「今ここに集中する」

 

「集中するとは、現在を今ここで完全に生きるという意味」

 

「愛とは活動であり過程であり、経験されるだけ」

 

「物のように『持つ』ことはできず、不断に流れ刻々に変化します。」

 

「それ故、一度誰かを愛したからといって、それで終わりということにはならないので、愛を更新していく努力が不可欠になるのです。」

 

以前に「恋は麻疹のようなもので、愛は意思のちから」というのを聞いたことがある。

 

だれの言葉だったか忘れてしまったが、言い得ているなと思います。

 

岸見さんの話も、これに通じるものがありますね。

 

う~む、改めて思う。

 

愛って深い。

 

 

 

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