「本を読む」ということは、自分とは違う人生を見るための格好の材料なのです。
文中にあった著者・林真理子さんの言葉です。
この本はまさにそうですね、林さんがどんな人生を生きてきたかが見られます。
そして、どんなふうに考えているかを知ることができます。
タイトルは「成熟スイッチ (講談社現代新書)」です。
大人になるってどういうことなのか、ってことを語っている感じですね。
表紙の帯に目が惹かれました。
昔の顔と今の顔がドカーンと。
これだけでいろんなことを語ってくれちゃってます。
4つの成熟テーマを設定して、具体例をいっぱい出しながらのお話しは結構おもしろい。
このお二人には、ワタシも感心大ありなのでエピソードにフムフムと・・・。
それにしても、いろんな人のエピソードが実名で出てくるんですけど大丈夫なのですかね。
デビューしてから、作家として以外にも芸能界かマスコミかでいろいろ騒がしかったですよね。
この本を読んでのワタシの感想は、「林さんってけっこう常識人なんですね」です。
もっと型破りな考えをしているのかな、と思っていましたが。
読んで思ったのは、ちょっとおもしろい啓発本かマナー本か?って感じです。
それにしても、エピソードの中に実名でいろんな人が出てくるのですが、
これって本人の承諾を得ているんですかね?
そんなところが気になりました。