9月7日にジャニーズ事務所が故ジャニー喜多川氏による性加害を認める記者会見をしました。
これをきっかけに、この問題は大きく動きだし、ジャニーズ事務所所属のタレントの広告起用見直しの動きも喧しくなってきました。
ジャニーズ事務所の記者会見の内容もスッキリするものではないし、タレントを起用する企業も対応がまちまちだったりして、
この問題を受け止めるこちらとしても、どう判断してよいのやらと重い気持ちになります。
なかには、「タレント自身に非があるとは考えていない」とかで契約を継続する企業もあるそうですね。
何だか問題が複雑になってきて、まともな議論にならない状態になってしまわないか心配です。
そもそもの問題は何だったのか?
そうですよね、故ジャニー喜多川氏の性加害問題です。
彼が事務所所属の未成年の若者に性的虐待を加えていたということです。
これが明るみに出たのは2003年の7月です。
裁判の場です。2004年2月には最高裁が上告を棄却して判決は確定しました。
何と20年近くも前のことではないですか、知りませんでした。
そして、このことが大きく知られることになったきっかけがBBCが放送した番組だったということです。
BBCはイギリスの公共放送局です。
この番組を最近になって観ました。
ちょっと衝撃的で、この問題を見る目も変わりました。
最近になってこぞって声明を発表した日本のテレビ局は、この裁判のことを知らなかったのでしょうか。
はたまた、知っていて報道しなかったのでしょうか。
そうだとしたら、どうして報道しなかったのか。
考えると、気が重くなるのはそのあたりです。
ジャニーズ事務所に忖度するテレビ局各社のことを考えると、
各社の声明文もさもありなん、です。
マスコミが伝えるべきことを伝えなかったら私たちには見えないんですよね。
BBCのような公共放送局を持っているイギリス人がうらやましい。
まだでしたら、ぜひご覧になってください。