ネットでこんな記事を目にしました。
中学校の先生が小テスト前に、生徒の付焼刃的な直前暗記を吹っ飛ばす小話を炸裂。
漫画家のふえふきさんのそんな内容の投稿漫画にたくさんの反響があったそうです。
この漫画はふえふきさんの実際の体験がもとになっているらしいのですが、
中学2年生のときの地理の先生が突然言い出したそうです。
「究極的には食って寝れば生きていけます。だから私の授業がなくても死にません、無駄です」
「アイドルなんかいなくても困りません」
「将棋が廃れても君たちには関係ない」
「ゲームやってて腹の足しになりますか?」
「本も同様ですね、絵画だって」
「料理だって味にこだわるの、無駄ですね。栄養剤にすれば効率的じゃないですか?」
「・・・今、『嫌だな』って思ったでしょ?」
「僕も嫌です、そんな世界」
ここまでは、なるほどそうだよね・・・って納得だったのですが、
問題はこの後です、
「よし、この無駄話で直前の暗記は飛びましたね? じゃ小テストやります」
これがモヤモヤなんです。
反響は「まさかの結末」ってことでかなり好意的に受け止められている様子。
でも、ワタシは何だかモヤモヤが・・・
なんかね、これほど生徒がハッとするようなことを言う先生が
付焼刃的な直前記憶で何とかなるような小テストを実施しているってこと。
そして、その記憶を飛ばすために小話を姑息に使っているってこと。
一部の生徒にはウケるかもしれませんが、ワタシが生徒だったら悲しい・・・。
真面目なことを言ってしまえば、ワタシも効率だけを追い求める勉強には疑問です。
資格試験に受かるためだけの「役に立つ勉強」なんて面白くないと感じることもあります。
だから、件の先生の前半のお話はすごく興味深いものがあります。
でもね、最後の「落ち」で全て台なしに。
前半のグッとくるお話しも、自ら泥を塗ってしまった感じです。
そんなふうに思うワタシは、どこかひねくれているのかなぁ。
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