モヤモヤを抱えて今日も生きる。

とかくこの世は生きにくい。日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

室伏広治さんの本、『ゾーンの入り方』を読みました。

やっぱり、超一流のアスリートはすごいな!と素直に思いました。

 

いきなり余談ですが、ワタシ、本を読むときは付箋を貼りまくっています。

 

心が動いたところには、とりあえず「ペタ!」です。

 

以前は赤鉛筆で線を引いていたのですが、さすがに借りた本には線が引けないので・・・

 

そんでもって、読み終わった後にもう一度ざっと読み直す次第です。

 

そうやっていると、気づくことがあるんです!

 

室伏さんのこの本には「楽しい」「おもしろい」という表現がたくさん出てきます。

 

最後の方の一節を引用すると、こんな感じです。

 

たとえどんなにハードなトレーニングであっても楽しく取り組めたし、試合でいい結果が出ないときでさえおもしろかったのです。失敗したり悔しい思いをしたりしても、「よし、じゃあ今度はまた新しい取り組みを始めてみよう」というチャレンジが楽しかったのです。もしこれが、だれかにやらされるような練習だったり、だれかに頼りきりで自分でわけがわからないうちに勝ったり負けたりしていたら、こんなにおもしろいと感じることはなかったと思います。(218ページ)

 

室伏さんのハンマー投げに対する姿勢がよく表れているし、

 

これって、人生にも言えることなんじゃないかと思ったのです。

 

ハンマー投げに興味があるわけでもないワタシが、この本に引き込まれるのはそんなことがあるからなのでしょう。

 

室伏さんのお話しは実に興味深いです。

 

ハンマー投げの話をされているのですが、内容が普遍的なのです。

 

読む人に自分の人生に照らして大事なことを思い出させてくれるような感じですかね。

 

なるほどと思ったのは、「ハンマー投げの選手になっていなかったら・・・」と問われ、

 

「選手よりも指導者が向いているかもしれない」と答えたところです。

 

この人から学ぶところは大きいと思います。

 

「自分で感じて、自分で考えて、自分で工夫して練習し、試合に臨む。コーチは選手をそういうふうに仕向けていかなければなりません。ただコーチに言われたとおりにやっていても、おもしろさは見つけられないし、依存心も消えません。・・(中略)・・いずれにせよ、コーチとは、選手が自分で強くなっていくのを静かに見守っていられるようになるのが理想だと思います。」

 

これなんて、まさに、子どもに対する時の親の姿勢じゃないですか?

 

親の言うままに素直に従って首尾よく有名大学を卒業しても・・・、

 

親に言われたままに走り続けた子どもは、自分の人生を生きている実感がもてないかもしれませんものね。

 

いろいろと考えるチャンスをもらいました。

 

本の表紙を見て、「なんかあるゾ」って惹かれたのです。

 

 

 

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