ふつうの人から見たら恵まれた家庭に生まれても、
いわゆる一流大学を卒業したとしても、
仕事でも会社の人や取引先からも良い評判をもらっても、
自分では自信が持てない人っているそうです。
他者の評価が高くても、自己肯定感が持てない人っているんですね。
そんな人がこの本『我慢して生きるほど人生は長くない』に出てきます。
彼女はこんなふうに言っています――
「頑張って、夢だった大学に入れました。そこで自分が変われるような気がして。でも、ダメでした。大学は私なんかと違って、本当に優秀な人ばかりだから、本当は全然ダメな私であることがばれないように必死で取り繕っていました」
どんなに他者評価が高くても、客観的に誰もがうらやましがる地位にいたとしても、
自分が納得できていなければ自己肯定感は持てないってことです。
つまり、自分の生き方に自分で納得できないとダメなんですね。
こういう人は「だから自分はダメなんだ」という結論に至る解釈を見つけてしまうそうです。
自分のストーリーを作るには、起こった出来事をどのように解釈するかが大事なんですね。
それには、どんな状況になっても「自分はこれでいいのだ」と思えることが大事。
そのためには他人の価値観やルールに従うのはやめましょう。
なんか、私たちって危ういなぁって思います。
日本人は自己肯定感が低いってよく言われるようですが、わかりますね。
周りを見ても、ワタシ自身のことを振り返ってみてみても。
他人や社会の価値観やルールを優先してしまう人は、親との関係をチェックしてみましょう。
私たちの最初の人間関係のお相手は親ですから。
親が子ども(あなた)を支配するような人だったら、危ないですね。
あなたは他人や社会が決めた価値観やルールに従う人になっているかもしれません。
こうなると自己肯定感が持てなくて、生きづらさを感じるのも無理もない話です。
親との関係がその後の人間関係を築く上で大きな影響を与えます。
今子育て中だったら、「子どもを支配しない」と肝に銘じておきたいです。
う~む、これは簡単なことではない、ような。
ここは!と思うところに付箋を貼っていたら付箋だらけになってしまった、参考にさせてもらった本です↓