子どもがゲームに夢中だったり、マンガばっかり読んでいると、
親はあまり良く思わないようです。
もし、これがゲームやマンガじゃなくて、本だったらどうなのでしょう。
おそらく、多くの親の反応は違ってくると思います。
でも、本を読めばいいってことじゃないですよ。
本を読んだら、自然に頭が良くなるものでもないと思います。
ゲームにだって、マンガにだって、それぞれの面白みがあるはずです。
本だって、なかには子どもに読ませたくないものもありますから、
ゲームやマンガがダメで、本ならいい、なんて単純な見方はよしましょう。
そのうえで、ワタシは子どもには、本に出会って欲しいと思います。
どうしてかというと、ワタシが本に出会って良かったと思っているからです。
自分の人生が本に出会っていなかったら、どんなふうになっていたか想像つきません。
それくらい、本は自分の人生に大きな影響を与えたと思います。
子どもが自分で本の魅力を知ったら、止めろと言われても、読むことを止めないでしょう。
問題は、どうやって本の魅力を子どもに伝えるかです。
どんなに良いものでも、押しつけは逆効果です。
まずは、身近に本がなかったら親しみは持てません。
できれば、生活する空間を本でいっぱいにしたいですね。
幼いときから本があるのが当たり前という空間を用意したいです。
そして、親などの身近な大人が本を楽しんで読んでいる姿を見せましょう。
子どもが実際に手に取れるところに本を置いておくことも大事です。
絵本を並べた図書コーナーみたいなものをリビングルームに作れたら理想的です。
ジャンルは特定なものに限定しないで選びましょう。
結局は一度も読んだことがなかった、なんていう空振りになっても目をつむりましょう。
子どもがまだ字が読めないうちは、読み聞かせをしてあげたいですね。
そのとき注意するのは、教育にならないことです。
読んだ後に、読解力を問うような質問をしちゃダメですよ。
読みっぱなしでかまいません。
後は子どもに委ねちゃいましょう。
どんなふうに感じたかは、子どもが勝手に思うことです。
単純に、本って楽しい。
そんなふうに子どもが思えるようになることが最高のプレゼントです。