勉強しないわが子を見ていると、つい「勉強しなさい」という言葉が出てきます。
勉強しないわが子を前にして、「勉強しなさい」を言わないでいられる親はどのくらいいるでしょうか。
しかし、この言葉はあまり効果があるとは思えません。
「勉強しなさい」と言われた子どもが素直に従っているのを見たことがありません。
もし、これを言われて「はい」と従っているようだったら、その子に問題ありです。
完全に親に支配されているからです。
自分で勉強する面白さや必要性を理解していたら、「勉強しなさい」と言われる前にしています。
親がこのフレーズを使うのは、わが子が一向に勉強しないからですよね。
こんな子に向かって「勉強しなさい」と言っても従うはずがないのです。
だから、親の方もどんどんテンションが上がって、恐くなるんですね。
この辺で力関係が働きだして、それによって親に従うか反抗するかの分かれ道です。
わが子が反抗し出したら、親は困ってしまいます。
でも、それよりも恐ろしいのは、従ってしまう子どもです。
一見、うまく行ったように見えますが、これは親が子どもを支配した状態です。
このままずっとうまく行ったら、その子は主体性のない大人になってしまいます。
将来、「自分は何のために生きているのかわからない」なんてことになる可能性大です。
前者は支配がうまく行かなかったということ、後者はうまく支配できたという状態。
親子関係が支配・被支配の関係なのでどちらも穏やかではありません。
子育ては、子どもの自立を助けること。
子どもが、自分の力で生きて行けるようになるのをサポートすることです。
このことを見失うと、親も子も一生苦しむことになってしまうかもしれません。
この記事↓ を読んでそんなことを思いました。