「夜と朝の間に」という歌が昔ありました。
夜と朝の間って、いったい何時ころのことを云うんでしょうね。
今日の午後、とある小高い丘の中腹にあるお寺のお堂の縁側に座って数時間を過ごしました。
住職は常駐でないので、お堂は閉まっていて誰もいません。
訪れる人もなく、滞在中に人の姿を見たのは栗を落としに来たオジサンひとりだけ。
目の前に広がる田園風景を眺めながらいろいろなことを考えました。
人の生活、しあわせ、人生、カネもうけ・・・
陽が傾いてきたので、思い腰を上げて家路につきましたが。
そんでもって、薄暗くなってきた空を眺めて思ったこと―――
昼と夜の境目はいつなんだろう?
この時間帯ってなんだか怖いなぁって思うんです。
夜はそれはそれで怖いのですが、覚悟ができてる分なんとかなる。
でも、夕暮れ時の昼と夜の境目はなんだか怖い。
トワイライトゾーンなんて言葉も聞きますから、日本に限ったことではないのかも。
そんなことを考えていたら、夜と朝の間は何時ころなんだろう?とふと思った次第で。
ワタシの感覚では、3時を過ぎると朝の予感がするんですね。
深夜1時では、まだまだ夜って感じなんです。
・・・ということは、
夜と朝の間は深夜1時を過ぎて3時になる前の時間ってことで。
この時間帯は何だか不気味な時間で、ひとりで目覚めていたくない時間帯です。
そう言えば「丑三つ時」って昔から言いますよね。
今の計り方で言えば、2時から2時半の間ですかね。
幽霊が登場するゴールデンタイムです。
墓に周りを囲まれた、誰もいないお堂の縁側に座っていたからこんなことを考えたのかも。
すっかり闇に包まれたこの時間帯、あの場所はどうなっているのかなぁ?
想像しただけでも、背筋が寒くなる。