それにしても、こどもってみんな、うんちが好きですよね。
こどもたちがいるところで、「うんち」っていうとみんな喜びます。
大人の前で、わざと「うんち」を連発するこどもがいます。
大人がしかめ面をすると、尚更おもしろがって力がこもります。
大人の反応を見て、なんか察するのでしょうね。
大人の方でも、「うんち」を不浄なものとして遠ざけたいという気持ちもあるのでしょう。
衛生状態が今よりも悪かった昔は、こどもが興味を持ちすぎても困ったでしょうから。
でもね、意味もなく避けてしまうのもよくないなと思うんです。
だって生き物として当たり前のことですからね。
病院に入院することになった時、「大事なことなんだ」としみじみと感じました。
なんせ、毎日朝起きると、看護師さんに聞かれますからね。
オシッコとうんちの回数です。
おならは出たか出ないかで、回数は問われませんでした。
この本、『みんなうんち』は、うんちに真正面から向き合ってます。
堂々と、うんちです。
そうですよね、うんちだからって避けることはないんです。
ワタシなんぞは、ずっと疑問です。
どこからうんちって言うんだろうか?って。
口から食べるでしょ、お腹で消化しますよね、肛門から出てくるでしょ。
いったいどこから、うんちって言えるんでしょうかね。
この本を読んだ後だったら、こんな質問もバカにしないで答えてくれる大人がいるかも。
「いきものは たべるから みんな うんちをするんだね」
まったく、です。