「みんな大人になる-僕の場合」を書いてみようと思ったのは、
苦しんでいる中学生・高校生くらいの若者を見たからです。
毒親、虐待、自傷、ヤングケアラー、不登校などなど、若者の受難を物語る言葉が取り上げられるようになりました。
子どもが大人になって行くってことは、簡単なことではないと思います。
みんな大人になるのだから、そんなの普通のこと、と多くの人が思っています。
でも、本当にそうなのでしょうか。
みんな、大人になるために相当な傷を負っているのではないですか。
なかには、そのために大人になりきれていない大人もいるんじゃないですか。
そう言えば、アダルトチルドレンなどという言葉も生まれましたね。
みんな、スレスレのところでつぶれずに大人になったのだろうなぁと感じています。
しかも、状況は年を追って悪くなっているように感じます。
昔よりも今の方が確実に、若者が大人になるのに苦労するってことです。
社会学的に考えれば、いろいろなことがあるのでしょうね。
親の支配が強くて、しかもそれが巧妙なやり方だったりするのかも。
それもいろいろなもののうちの一つだと思います。
だから、そんな若者に手を差し伸べたいのです。
ひとり悩んで苦しんでいる若者に、
今の苦しみはどこから来るのか、
そして、どうすればいいのか、
そのヒントにでもなるものを提供したいと思うのです。
なかなかうまく行きませんが、模索はまだまだ続きます。