先日の昼下がり、
ある学習会に参加するために会場へ向かっている途中です。
子ども連れの夫婦が私の前を歩いていました。
一番大きい子は5歳くらいか、次が4歳くらいかな。
一番小さい子はお母さんが背負っていました。
なんともほのぼのとした風景でした。
なだらかな坂道をゆっくりと歩いていくと
道ばたに道祖神だかお地蔵さんだかを祀った祠がありました。
思った通り子どもが興味を持ってのぞき込みます。
すかさずお母さんが、
「ね、みんなを見てるんだよ」と、後ろから声をかけます。
いい光景だなぁ、なんて思っていたら、
続いて聞こえてきたお母さんの言葉にびっくり!
「わるいことしてないかな~って」
・・・・・
わるいこと?
悪いこと?
見守っているんじゃなくて、見張っているのかぁ!
監視社会じゃんか!
子どもには、見守ってるも見張ってるも区別つかないかもしれませんが、
見守ってると見張ってるじゃ大違いです。
こういう親の感覚はいろんなところに顕れて、
知らず知らずのうちに子どもに伝わっていくでしょう。
この日、出かけた学習会が、
子どもを自由にのびのび遊ばせてあげよう!
というようなことがテーマだったので、
かなりシュールなエピソードでした。