香山リカさんが恐竜ファンだとは知らなかった。
恐竜ファンどころか恐竜オタクか恐竜フェチか。
いろんなジャンルで執筆活動もしてるので有名ですよね。
その香山リカさんが大学教授を辞めて僻地のお医者さんのになった、
と言うのだから、何があったのだろうと興味津々で読んでみました。
「61歳で大学教授やめて、北海道で「へき地のお医者さん」はじめました 」という本です。
そうしたら、選んだ地が「恐竜の町」だって。
まじでソレが決め手だったというからビックリです。
それほど好きになれるものがあるなんて、幸せですね。
それにしても、東京での生活を捨てて「僻地」の医者になろうというんだから、
それなりの思い入れがあるんだろうと思ったのですが、
読んでの感想は・・・。
本人曰く、「私は小学生の頃から、よく「ちゃんと計画を立てて勉強しましょう」などと学校の先生に言われてきた。いわゆる計画性というのがまったくなく、決めた通りに何かに打ち込んでやり遂げることがとても苦手なのだ。」
遠い存在の香山リカさんがグッと身近に感じられた。
大きな決断であることには違いないが、
なんか、書いてあることが普通のことばかりで、
逆に参考になって助かりました。
このくらいの年齢になると迷いますよね、
これからの残りの人生をどんなふうに過ごそうかって。
「1年後、2年後、そして5年後の自分はどうなっているか。それは誰にもわからない。」
「どんなことが待っていようとも、『これでよかったんだ』とそのときの自分にうなずきながら、変化を楽しみつつこれからの日々を生きていってほしい。」
そうですよね、ありがとう。
香山さんも、ねっ!
って、そんな感じです。