ワタシも80歳になったとき、同じようなことが言えるだろうか?
『80歳。いよいよこれから私の人生』を読んで考えちゃいました。
書いたのは多良久美子さんです。
YouTubeの「Earthおばあちゃんねる」ってご存知ですか?
これを運営している多良美智子さんは久美子さんのお姉さんです。
お姉さんの出版した本が売れてビックリしていたら、
その縁で久美子さんにも出版の話が舞い込んできたようです。
「この本では、私のありのままの暮らしを紹介しています。」とありますが、
まずは、久美子さんとはどんな人なのか?
本の「はじめに」に書かれている生い立ちを見て驚きました。
「私は北九州の郊外で、夫と障がいを持つ息子の3人で暮らしています。娘がいましたが、8年前にがんで亡くなりました。今年81歳の私も85歳の夫も、いつ介護が始まってもおかしくない年代です。頼れる子どもや孫はいません。」
こんな境遇の久美子さんですが、80代の今、どんな心境なのか?
「この家に引っ越してきた頃は暗い気持ちで不安だらけでしたが、50年かけて徐々に変わっていきました。80代の今、不安がなく毎日が楽しいのです。やりたいことが、まだまだたくさんあります。」
ワタシも80代になった時こんなふうに言えるだろうか?
少しでもその秘訣が知りたくて夢中でページを繰りました。
「どうなるかわからない先々のことを考えても、答えは出ません。不安が大きくなるばかり、それよりも、今日・明日にできること、「1ヵ月後(1週間後)まで元気でいよう」と、近い将来のことだけ考える。それが前向きに生きるコツかなと思います。」(P.49)
「クヨクヨするなんて、時間がもったいない。私自身がたくさん悩んで落ち込んだからわかります。視点を変えてみたら、だいたいの悩み事はどうにかなるものです。」(P.179)
ピアノを弾いたり織物をしたり、と暮らしが地に着いているんですよね。
庭でハーブを育てたり、料理をしたり・・・。
特に、素材にこだわったお菓子作りなんていいなって思いました。
「『昔はよかった』とは思わない。いつでも今が一番いい」
ワタシも心の底からそう思えるように生きたい!