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みんな同じ人間だとわかれば差別や戦争は起きない

知らなかった。

 

フォトジャーナリストの吉田ルイ子さんのことです。

 

亡くなったというニュースでその存在を知るなんて。

 

6月9日の朝日新聞天声人語」で知りました。

 

すごい人がいたもんだ、と胸を打つ。

 

ハーレムの熱い日々 (講談社文庫)』はとにかく読みたい。

 

「彼女の文や写真の魅力は、取材相手と築く信頼関係にある。」と、

 

天声人語で紹介されている。

 

「人々が心を開いてくれるまで待った。」とも。

 

「『みんな同じ人間だ』とわかれば、差別や戦争は起きない。

 

だから撮り続ける。その信念はずっと、揺らがなかった。」と、

 

天声人語は結んでいます。

 

「みんな同じ人間だとわかれば、差別や戦争は起きない」

 

本当にその通りだと思います。

 

同時に、それがどんなに難しいことであるかも、実感します。

 

「みんな同じ人間だ」

 

この当たり前のことがわかるにはどれだけの努力が要ることか!

 

隣人を愛するって、口で言うほど簡単じゃないですよね。

 

「あぁ、この人も私と同じように悲しんだり喜んだり怒ったりするんだぁ」

 

「私と同じように大切に思う人がいるんだぁ」

 

こんなふうに思えるのには相当な想像力が必要だと思います。

 

知ってる人ならともかく、

 

会ったこともない、地球の裏側に住んでいる人にまで、

 

その想像力を働かすことができるだろうか。

 

今の高校生は同じクラスの人にさえ、

 

自分と同じ人間なんだ、と実感するのは難しいと聞きます。

 

そもそも、自分のことを愛せない若者が少なくないようです。

 

自分のことを愛せなかったら、

 

隣人を愛するなんて無理ですよね。

 

なんか、身もふたもない感じですが。

 

若者をここまで追い詰めてしまったのは私たち大人です。

 

身を引き締めて若者に対峙しなくては

 

私たちの身近な若者も救われないし、

 

ましてや、世界から差別や戦争をなくすことはできない。

 

大人が試されているんだと思います。

 

 

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