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日本にいて批判的思考を育むのは絶望的に難しいかも

NHKテレビの『ニュー試』(2024年5月25日放送)という番組を見て驚いた。

 

この日のタイトルは『世界最高峰!ハーバードビジネススクール前編』

 

ゲストの国際基督教大学理事長である竹内弘高さんがVUCAという言葉を紹介していました。

 

今、ビジネスシーンでよく聞かれる用語のようです。

 

どんな意味かというと、

 

Volatility  Uncertainly  Complexity  Ambiguity  の頭文字をとったもので、

 

それぞれ、変動性、不確実性、複雑性、曖昧性という意味で、

 

物事の不確実性が高く将来の予測が困難な状態を言うらしいです。

 

これからは正にVUCAの時代です。

 

VUCAの時代には、過去の成功事例や固定観念にとらわれちゃダメっていうことらしい。

 

つまりね、答えはひとつとは限らないから、正解を求めてちゃダメで、

 

物事に迅速に臨機応変に対応し、自ら考えることが求められてるということ。

 

批判的思考も求められるようです。

 

そこで竹内さんが示したデータを見てびっくりです。

 

OECD「TALIS 2018」が元データのようですが、

 

世界各国の中学校の先生に尋ねた質問の答えです。

 

質問は「批判的思考が必要な課題を出すことがどれほどあるか」というもの。

 

世界ダントツで最下位です。

 

しかも、そのひとつ上の国からも大きく水をあけられています。

 

おまけに、生徒に「批判的思考を促す頻度」も最下位です。

 

批判的思考を育む教育が全くできていないというのが現実です。

 

先生自身が批判的思考ができないんでしょうね。

 

自分の記憶を思い起こしても、そうだろうなと頷けます。

 

学校に対して批判的なことを言えば、

 

生意気だ!とばかりに頭を押さえつけられましたから。

 

「すべてのことを疑ってかかれ!」なんていう先生はいなかった。

 

そんなことを言ったら、秩序が壊れると恐れていたんでしょうね。

 

このデータを見ていると、日本が今の状態を抜け出すのは相当難しいだろうなと思っちゃいます。

 

大丈夫か?ニッポン!

 

OECD「TALIS 2018」のデータはこちらの記事にあります↓

www.newsweekjapan.jp

 

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