1都3県の中学受験者数が過去最高となった、という記事を読みました。
中学受験せず公立中学で苦しんだ人たちが語る「“多様性”の中で学んだこと」|NEWSポストセブンというタイトルの記事です。
首都圏に住んで、子どもを育てている親にとっては悩ましいことだと思います。
普通に公立中学校に行くか、受験をして私立中学に行くかは当人と家族にとっては大問題だと思います。
小学校卒業後の進路が大きく2つに分かれるわけです。
しかも、この進路選択はその後に与える影響がものすごく大きいと考えられます。
首都圏での子育ての困難のひとつです。
まずは受験するかどうかの選択を迫られること。
そして受験するとなったらその準備が早くから始まります。
そして、受験すること自体がプレッシャーですが、失敗したときの心の傷も心配です。
首尾良く希望の学校に合格できればひとまず安心です。
受験せずに公立中学に入学するという選択肢はストレスこそありませんが、
その後の学校生活に一抹の不安が残ります。
地元の公立中学には受験しなかった生徒が残るわけです。
そこには実に多様な子どもたちが集まってくるというのが現実です。
もともと人はみんな違うのだから、多様性はあたりまえです。
しかし、中学受験組がごそっと抜けた後の集団となると、多様性にも拍車がかかるかも。
数々の問題が起こっていると漏れ聞こえてきます。
我が子は、そんな環境の中で生き残っていけるのか。
当事者だったらキレイゴトでは済まないところがあります。
一方、中学受験組みの進んだ先は、同じような家庭環境の子どもがたくさんいて安心でしょうが、
多様性を学ぶという点では、得るものが少ないでしょう。
中学受験をするかどうか、これは究極の選択だと思われます。
どちらに進んでも楽ではないし心配がつきまといます。
自身の子どもをじっくり見て、よく話し合って決めるしかないですよね。
どちらに進んでも、親は目を離すことなく子どもを見守リ続けることが必要だと思います。
そして、学校だけがすべてではない、という視点を常に持って、
家庭での教育力をたくましく展開して行く必要がありそうです。