この人のこの感覚がよくわかるんです。
ラジオ番組の人生相談がおもしろいので、この本に目が留まり手にとってみました。
オバサンパワー炸裂とか、どこかのサイトのコメントに書かれていましたが、
こんな人が身近にいたら面白いだろうなって思います。
読んでいても、友達の話を聞いている感覚です。
しかも、その友達が「ちょっと変わってる」って人から言われるようなタイプ。
20代の頃は他人から「楽しそう」に見られたかった。
30代は「幸せそう」に見られたかった。
40代は「いつでも元気」に見られたい。
あ~、そんなもんかなぁ、わかるわかる・・・って感じですが、
ジェーン・スーさんも他人の目を気にするんですね。
こんなふうに、彼女が思ったことを率直に書いているからいいのかも。
迷いや葛藤も垣間見えるのもおもしろいところです。
「褒められるのは嬉しいが、注目されるのはいや。キラキラしたいけど、あんまり見ないで欲しい。」
「キラキラに恐れがなかったら・・・。テレビの出演依頼も断らなかったのかしら。
芸能人と知り合ってすぐ、一緒に旅行へ出かけたりしたのかしら。」
こんなふうに考えてるなんて、なんとも小市民的で親近感を感じます。
文芸春秋の雑誌の連載をまとめたものなので、
その時に読んでいたらもっとリアルでおもしろかっただろうエッセイもありました。
3度目の不倫疑惑で記者会見した女優って誰だったっけ?
読みながら気になってネットで検索してしまいました。
途中、忙しさにかまけて「積読」状態がありましたが、最後は一気に読み上げました。
読み終わってしまったら、なんか寂しいような不思議な気分です。
こんなお友達が身近に欲しいなぁ~(´;ω;`)