これはワタシ自身が母親から言われた言葉です。
もうずっと前のことなのですが、成人になってからです。
たぶん、知識を身に付けたらやっかいな奴になっちまったという意味で言ったのだろうと、
ワタシは自分で解釈しました。
子どもが教育を受けて立派に成長したことを喜べないなんて、なんという親か。
きっと、教育を受けたばっかりに親の言うことを聞かない子どもになってしまったのを嘆いていたのでしょう。
ワタシにとっては忘れられない一言になりました。
こんなことを思い出したのは、親に翻弄される子ども(今は成人している)の話をたて続けに聞いたからです。
今では毒親なんて言葉も生まれたくらいですから、こういう親はあちこちにいるのかも。
それにしても、子どもをコントロールするなんて最低の親です。
子どものためなら何だってする、というのが親だと思っていました。
世間でも、そう思っている人が多いのかもしれませんが、それは幻想ですね。
現実は子どもを自分の思い通りにしようとする親ばっかりかも。
子どもと親、両者を客観的に眺めると、圧倒的に子どもが不利です。
親が作った世界に子どもが後から入っていくわけですから。
しかも、付き合いが始まった段階の知能の差は歴然ですから。
親は相当覚悟しないと、自分勝手にいじくりまわしてしまう危険性があります。
影響は、子どもが成人になって後も何十年も重くのしかかるものなのです。
このことを、親はしかと心しなければなりません。
親孝行を強要するなんて最低の親なのです。
でもね、世間全体が親に味方するような雰囲気がありますから、子どもには不利です。
一人っ子、特に「一人娘」であるがゆえに苦しんでいる人、
どうぞ、自分を責めないで!
あなた自身を大事にしてあげてください。