千葉県の四街道市で行われた取り組みです。
テレビ朝日のネット記事で紹介されて、
弁護士ドットコムニュースで話題になっていました。
テレビ朝日の元記事では、信号機のない横断歩道で止まってくれた車に、
子どもが頭を下げて「ありがとうございます」とお礼をする動画付記事です。
一時停止への意識の変化を期待し、悲惨な事故を防ごうという取り組み紹介記事です。
それに対して、批判の声が上がっていることを伝えたのが弁護士ドットコムニュースです。
動画を見ると、婦人警官が小学生と一緒に手をあげて横断歩道を渡り、
渡り終えると、止まってくれたドライバーに深々とお辞儀をするというもの。
しかも、婦人警官の「止まってくれた車の運転手さんにお辞儀をします、ありがとうございます」という合図とともに。
これに対して批判の声が上がるのは当然だと思います。
その批判は当を得ているとも思います。
そもそも、こういうことを子どもにやらせることにモヤモヤです。
街でよく見かけることですが、子どもにお礼を言わせる大人(親)がいますよね。
「何ていうの?」「ありがとは?」と、子どもに向かって声掛けする親です。
本人は教育しているつもりなんでしょうね。
見ているワタシはあまり良い気がしません。
そのお礼の先がワタシだったりした場合は、なおさら居心地が悪くなります。
小学生に向かっては、しかたなく「どういたしまして」と笑顔で答えますが、
本当は、親に向かって言ってやりたい、「強要されたお礼なんて要りませんよ」って。
子どもがかわいそうです。
子どもは、親を見て育つものです。
親がこういう場面で自分から「ありがとうございます」と言っているのを見れば、
子どもはその次から、親に言われなくても自ら進んで「ありがとう」と言うようになります。
「えらいね」なんて言われなくても、お礼を言うことで気持ち良いことを感じます。
お礼は言いたいから言うのです。
こういうことを子どもに強要する大人にはなりたくないです。
どんなに良いことでも、子どもを利用するようなこともしたくないです。
テレビ朝日のネット記事です↓
弁護士ドットコムニュース記事です↓