世界が危機に直面している時に、日本のリーダーって影が薄いですよね。
これって、どうしてなんでしょうね? 国力の違いなのでしょうか?
経済力も陰りを見せているとはいえ、それでも世界トップレベルを維持しています。
じゃぁ、なんでなんだろう?って考えていたら・・・
日本のリーダーにはビジョンもコミュニケーション能力もないからなんじゃない?
どうも、そんな気がしてしまいました。ネットでこんな記事を読んだからです。
東洋経済ONLINEの、『オックスフォード 世界最強のリーダーシップ教室』からの一部抜粋、再構成の3回連続記事です。
世界のリーダー養成ってこんな具合なんだ、ということがわかります。
ポイントは、多読・論文・ディベートです。
イギリスのオックスフォード・ユニオンの話なんですが、
学生は2週間に一本のペースで論文(エッセイ)の課題が出題されます。
論文を書くためには15~20冊の課題図書を批判的に読まなくてはなりません。
その数は、年間で200冊以上になるそうです。
そして、独自の見解を述べるのです。
それで終わりではなく、その後に待っているのは負荷の大きなディベート訓練です。
未来のリーダーたちは、先人の残した叡智をクリティカルに議論し、独自の課題や解決方法を見つけ論文の執筆に取り組みます。この時間も手間も掛かる、実直な努力を続け、さまざまな問題に対処する基礎力が養われるのです。(引用)
「これがオックスフォードで12世紀から続く、リーダーシップの学び方です。」
これこそが学問の本髄なんですね。
未来を担う若者たちが、現状を把握して問題はどこにあるのか? 解決策はなにか? 誰を巻き込んで、どのように説得して課題解決に進むのか、徹底的に鍛えられる場所がここにある。
残念ですが、日本に世界的なリーダーがなかなか誕生しないのも頷けます。
こういう世界があったのですね。
もっと若い頃に知っていれば・・・と。
ご自身がまだまだ若くてこれから、という方は知れば世界も変わるかも。
子育て中のママ・パパさんは、子育てのヒントもたくさん得られるかもしれませんね。