大学生の頃の話です。
ある時、友人と議論していたんです。
そうしたら、周りにいた別の友人数人が止めに入ったんです。
2人とも羽交い絞めにされ、引き離されました。「マ-、マ-、マ-」って感じで。
お互いに、「ハナセ-、ハナセ-」って叫びながら収まらない。
「ケンカじゃないんだ-っ! ギロンなんだ-っ!」
襟首をひっつかんでるわけでもなく、殴る気など毛頭なく、
「オレは平和主義者だぞーっ!」って叫んでるわけです。
それでも、周りから見ると喧嘩に見えたのでしょう。
その友人とは高校に入学して知り合いました。
中学生まで、引っ込み思案でおとなしかったワタシが、自己主張をするようになったのも彼の影響です。
彼とはしょっちゅう議論する仲でした。
だから、自分たちにとっては何ということもない議論だったのに、
周りから見たら、「止めに入らねば!」と思う程に白熱していたのかもしれません。
最近の若者を見ていて、そんな昔のことを思い出しました。
なぜって、友達同士で議論している姿を見かけないからです。
考えが似ている者同士でくっついて、意見の相違がハッキリすると距離を置く。
最近の若者って、友達同士で喧々諤々やらないんですかねぇ。