スーパーなどでよく見かけますね。「買って!買って!」と地団駄を踏んで自分の要求を通そうとがんばっている子どもの姿です。
こんな時はどうしていますか?
今回も「岸見一郎さんに学ぶシリーズ」です。
岸見さん曰く、子どもの「買って!買って!」攻勢は怒りの爆発だそうです。
怒りは弱さの表れで、弱い存在である子どもが自分の意志を押し通すのには怒りをぶつけるのが手っ取り早いのだと。
怒りは「自分の優位性を保つための手段」なのだそうです。
そういえば、日本には「泣く子と地頭には勝てぬ」なんてことわざもありましたね。
「買って、買って」攻勢が始まったら、「知らないからね。置いていくよ!」なんて言っちゃダメです。
当の子どもは親が自分を見捨てるわけがないと確信していますから効き目なんかありません。(もし、本当に置き去りにするようなことが起これば別の意味で致命的になります)。
親は「子どもたちに、怒りが通用しないことを教えなければいけません」。
子どもには自分の意志を伝えるために、怒りではない別の方法があることを教えてあげてください。
岸見さんが自分の息子さんに実行した方法は、「そんなふうに怒らなくてもいいから、言葉で普通にお願いしてくれませんか」だったそうです。
子育て指南書にもあるようなアドバイスですが、なぜそうなるのか?どうして有効なのか?という点が解説されているので納得できます。
岸見一郎著『アドラー 性格を変える心理学』は、子育て真っ最中のママパパにもおススメしたい本です。
ワタシも子育て中に読んでおければよかったのに…と、ちょっと後悔です。