モヤモヤを抱えて今日も生きる。

とかくこの世は生きにくい。日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

大抵の人は話をきちんと聞いていない【本】

LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる』を読みました。

 

大抵の人は話をきちんと聞いていない。と書かれていてドキッっとしました。

 

あなたが話をしている時に、相手はスマホに目をやったり、話をかぶせてきたり、つまらないギャグを返してきたりしませんか。

 

そんなときは、聞いてもらっている気がしないですよね。

 

話を聞いてもらえないと人は孤独を感じると著者は言います。

 

では、自分はよい聞き手だといえるのだろうか? この本を読んで考えさせられました。

 

読み終わってからは、人の話を意識して聞くようになりました。

 

コミュニケーションの重要性があちこちで言われる割に「聴くこと」はそれ程クローズアップされていないと書かれていますが、確かにその通り。

 

話し方講座はありますが、聞き方講座なんて耳にしませんものね。

 

この本は、ある意味聞くことのプロである記者が、いろいろな分野の実に多くの人にインタビューして書き上げたものです。

 

「相手の話の一部をくり返し、聞いている姿勢を示す」などという小手先の技術を伝授する指南本とは違います。

 

聞くとはどういうことか?聞き上手になるにはどうすればよいか?そもそも聞くとは人と人との関係にどういう意味をもたらすのか?

 

こういうことを考えさせてくれます。

 

読む前と後では人の話を聞く姿勢が変わること確実です。

 

ワシントンポスト紙の「今年読むべきノンフィクション(2020年)」に選ばれたそうですよ。