子どもに幸せになってほしかったら、
自分で決められる子になるように育てること。
これ、研究データに基づいて言えることみたいです。
『自分で決められる子になる育て方ベスト』を読みました。
自身が二児の母でもある医師・研究者の柳澤綾子さんが著した本です。
著者が年間500本もの研究論文を読んで得た知見がギュッと詰まっています。
データに裏付けされているというのが説得力を増しています。
子どもには幸せになってほしいと思います。
じゃ、どのようになったら幸せだと言えるのでしょうか?
幸福感を決定する要因は健康・人間関係・自己決定の3つだそうです。
そして3番目の自己決定がとても大事で、
所得や学歴よりも、自分で人生を選択することの方が幸福感を高めるそうですよ。
この本には「自分で決められる子」になるための育て方が書かれています。
では、「自分で決められる子」になるにはどんな力が必要なのでしょうか?
それは、コミュニケーション力・思考力・自己肯定感・諦めない心・好きに突き進む情熱力、この5つだそうです。
この5つの力を身につけるにはどうしたらいいと思いますか?
こんなことをしたらダメだというNGとともに、
こんなふうにやってみたらどうでしょう、というグッドアドバイスが具体的に書かれています。
「大したことないよ!」
「恥ずかしいでしょ!」
「一番ですごい!」
「これできないならやっちゃダメ!」
「泣かないで!」
つい、こんな言い方しちゃいそうです。
これら、みんな言っちゃダメです。
どうしてダメなのか? どうやって言い換えればいいのか?
理屈もちゃんと説明してくれているから勉強になります。