学校というところを卒業して良かったなぁって思うことの一番は、テストというものと縁のない生活ができることですかね。
こどもの様子を見ていて、「なんでテストってあるのかなぁ?」って考えちゃいました。
昔、クイズダービーっていうテレビ番組がありました。大橋巨泉さんが司会をやっていた人気番組でした。
そこにレギュラー出演していた篠沢教授を憶えていますか。若い人には全然わからないことかもしれませんね。
この篠沢教授、クイズの回答者なのですが、自分が答えを知っているクイズが出ると得意になるどころか不愉快になるのが常でした。
確かにそうですよね。クイズなんてものは、正解は何だろう?とアレコレ考えるのが面白いところで、答えを知っていたら楽しくもなんともない。
テストも同じようなところがありませんか。問題を見てその答えを知っていたらそれを書くだけです。何もおもしろくない。ただの時間の無駄。
良い得点をいただけるという些細な喜びくらいしか得られないですからね。この得点がそんなにありがたいものなのでしょうかね。
(ありがたいと思ってしまうとしたら、それも問題かもしれませんが)
それよりもっと深刻なのは、テストに出てきた問題が全然わからない人です。自分は「何もわかってないんだ」ということを改めて思い知らされるだけ。
こんなことを長いこと経験させられたら劣等感の塊になってしまいます。こどもに及ぼす影響は深刻です。
資格試験や入学試験はそれなりの役割があるから無くすことは簡単ではありませんが、学校からテストを無くしてもいいのではないでしょうか?