モヤモヤを抱えて今日も生きる。

とかくこの世は生きにくい。日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

「漢字が読めな~い(;_;)」

「アンソーシャル ディスタンス」、読みました。金原ひとみさんの本です。

 

金原ひとみさんと言えば、2004年に綿矢りささんと芥川賞を2人同時に受賞した時の印象が強烈でした。

両人の受賞作は両方ともすぐに読みました。それ以来ずっと気になる存在です。ちなみに作品名は、「蛇にピアス」と「蹴りたい背中」でしたね。

今回も、目に留まったのですぐに手にとりました。独特な世界観に、「これ、これ」と思いながら読んでいたのですが…。

ふと、気づいたのは「漢字が多い!」ってことです。しかも読めない漢字もあったりして。(この年齢にして恥ずかしいのですが)

たとえば、口を噤む、軽く噎せた、背を凭せながら、訝りながら、ウイスキーを嗜む、既成事実に縋りたい、零した、戦きながら、ウイスキーを呷りながら、一気に捲したてる、蔑ろにしてきた、うどんを啜る、恙無く、泣いて縋る、などなど。

この辺は、仮名がふってあるので大丈夫なのですが、適当に読んでいると2回めに出てきたときに仮名がなくて困ってしまいます。

もっと困るのは、仮名がない漢字。この辺は、読めて当たり前ってことなのか?

渋滞に嵌って、ちょっと拗ねる、パンツを穿いた、怯んでいる自分、辿る、俯き加減に、禍々しい、忌んでいる、騙される、詰り尽くす、毟り取る、宥めるような口調、などです。

漢字はテストに出るから覚えた方がいい! じゃないんですよね。漢字が読めないと、楽しみも制限されちゃうってことです。

子どもたちには(生徒たちにも)、こういうことを教えてあげたいですよね。テストのためだけじゃないよ!ってこと。

 

↑ちなみに、この本です。が、決しておススメしているってことではないです(笑)