先生には立派であってもらわなければ、と思います。なんといっても子どもたちにとって数少ない大人の見本の一人なのですから。
教員免許更新制が廃止に向けて動き出したというニュースがありましたね。もう、関係者以外あまり関心を持たない話題でしょうか。
この制度が導入されたのが2009年ですから、まだ10年ちょっとですよ。これほど早く終了になるのですから、余程の問題作だったのでしょう。
忘れてしまっている方もたくさんいるかもしれませんが、安倍政権の看板政策だったのですよ。
「不適格教員を何とかしなくてはならない」なんて息巻いていたものだから、私たちもその気になっていませんでしたかね。
当時から、問題アリアリの制度だったのですけどね、10年ちょっとで終わりになるってことはそれを証明したようなものです。
後押しした私たち国民も反省する余地はありそうです。
先生は子どもたちにとっては身近に接する影響力の大きな存在です。だからこそ、先生には立派であってもらいたいのです。
問題はその方法ですよね。免許の更新制で「先生を立派にできる」なんて無理ですよ。中身や実態をみれば誰だってわかります。
先生に立派になってもらうにはどうしたらいいのか。政治家に任せてないでみんなで本気で考えないとダメだって、今度のことが示していると思います。