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子どもの味方になるには相当な覚悟が必要なのかもしれません

台湾のIT担当相のオードリー・タンさんのインタビュー記事が朝日新聞に載っていたのを見ました。(2021/03/02 配信) 随分前でしたm(__)m

 

タン氏は小学2年生の時にいじめや体罰が原因で夢にうなされるようになり、

 

3年生のときには学校に通えなくなってしまったそうです。

 

祖父母は学校に通わせるべきだと主張したのに対して、

 

両親が、「家で見守りつつ自分で学ばせることを主張した」ということです。

 

一家崩壊の危機だったとか。

 

不登校の子どもを抱えた家族は、どこも同じで相当な苦しみを抱えるようです。

 

こんな危機を切り抜けたからでしょうか、タン氏はきっぱりと言います。

 

「重要なのは、子どもたちに安心感を与えることです。子どもが休みたいなら休ませてほしい。子どもが学問に興味をもてず、遊びたいなら遊ばせればいい」

 

ワタシも同感です。一番大事なのは当人を守ることだから。

 

不登校になる子どもはそれまでに傷ついていることが考えられるので、それ以上の傷を負わせないようにすることが最重要だと思います。

 

でも、これは他人が言うのは簡単ですが、親が実践するのは至極難しいことです。

 

「このまま放っておいていいのか?」「いつまで待てばいいのか?」

 

がまんができずに、つい、きつい言葉を当人にぶつけてしまいかねません。

 

だから、当人だけじゃなく親もサポートする体制が取れなければならないですね。

 

しかし、現時点ではこのサポートにたどり着く親御さんは少ないのでしょう。

 

「不登校」「ひきこもり」の子どもが一歩を踏みだすとき (おそい・はやい・ひくい・たかい No.109)』という本の解説に書かれていました。

 

「子どもにかかわるすべての人に考えてほしいことです。親の『わが子のために』、教員の『クラスのみんなのために』、文科省教育委員会のいう『日本の子どものために』という疑うこともない素朴な思いや言葉にこそ、子どもをないがしろにしてしまうあやうさがあるのです。」

 

「親がわかってくれている、存在を保証してくれているとわかると、時間さえ急がなければ、子どもは自分の問題を自分で解決します。」

 

不登校の子どもを持つ親御さんに、この言葉が届くといいのですが。

 

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