「体育座り」なる座り方をご存知ですか?
日本の教育を受けた人で、この座り方を知らない人はいないでしょう。
1965年に当時の文部省の「集団指導の手引き」で取り上げられてからだそうです。
この座り方を見直す学校が出てきたというニュースを見ました。
腰痛の原因になったりして体に悪影響があるからというのが理由らしいです。
こんな座り方が50年以上も続いていて、文化みたいになっていることが驚きです。
この座り方には、「省スペースで手遊びがしにくい」というメリットがあるようです。
これって、誰にとってのメリットなんでしょう?ね。
ワタシは子どもにこんな座り方をさせたくないってずっと思っていました。
身体への悪影響も心配ですが、そもそも床や地面に座らせられることに慣れてほしくないです。
体育の時間ならばいざ知らずですが、集会などでは止めてほしいんですよね。
見直す動きはあちこちで起こっているようで、
下関の中学校では、着任した校長が「生徒がつらそうにしているのを見たのがきっかけ」。
他にも、「体育座りを廃止して」という意見が市に届いたりするところもあるそうです。
「腰痛を引き起こしている」という医療専門家の指摘もあります。
やっとですよね。
ワタシは、こういうことがずっと続いていたという現実を前に、今まで学校の先生はどう思っていたのだろう?と思うのです。
「やめたほうがいい」と思う先生はいなかったのだろうか?
いても、「やめましょう」という声を上げることができなかったのか?
以前、ある学校で保護者の集まりがありました。
会場は体育館です。
集まってきた保護者に先生らしき人が「座ってください」と声を掛けています。
会場には椅子は用意されていません。
集まった保護者のみなさん、周りをキョロキョロ、ためらいながらも床に座り始めました。
さすがに「体育座り」は強要されませんでしたが・・・。
大人を体育館の床に座らせるとは!(子どもならいいというものではありませんが)
この感覚、どうにもこうにもズレているとしか思えません。
こういうことを考えると、学校のおかしなところってもっともっとあるんじゃない?
これだけじゃないよね?
学校のことって、学校の先生だけに任せておけない。
みんなで考えなくっちゃ、ですね。
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