「先生がいうことが本当かどうか疑いなさい」という岸見一郎さんの言葉に触れて、自分の高校生時代を思い出していました。
振り返って思ったのは、高校生のワタシには「とてもそんなことはできない」でした。
それどころか、先生はワタシを評価する人と思っていたから対等に話をすることすらできませんでした。
晴らしたい恨みがあるわけではありませんが、先生の人間味に触れて心震わせる出来事はあったのかどうかも思い出せません。
中途半端な進学校だったから、自分の高校時代は大した特徴もなく中途半端に競争させられていたというような印象です。
その結果、勉強ができないのは自分の頭が弱いか努力が足りないと思わせられた。
サラリーマンのように仕事をこなす先生ばかりだったのかな、今思うと悲しくなります。
せめて、授業が面白ければそれでも救われますけど、そんなはずもなく退屈だったなぁ。
そこで今思うのですが、学校の先生にはせめてこれだけでいいからやってほしい。
ワタシが親として学校の先生に望むことは2つです。
ひとつは、その教科がおもしろいと生徒に思わせてくれる。
もうひとつは、どうしたらその教科ができるようになるか、勉強のやり方を教えてくれる。
ワタシはこの2つしか望みません。余計なことはやらずにこのことだけやっていただきたい。
そうしたら、多くの若者も満足すると思いますよ。