「今どきの高校生はお金がかかる」と、聞いたことがあります。
これは、学費が高額だって話じゃないです。
生活をするのに金がかかるってことです。
高校生を見ていると、そうだろうなと理解できます。
とにかく年々高校生が生活するのにお金がかかるのです。
ワタシが高校生のころと比べれば、隔世の感があります。
昔は、お金なんかなくても遊べるところはいくらでもありました。
今じゃ、お金がなければ友達付き合いも満足にできません。
それだけ、若者をクイモノにするような「消費社会」になってしまったということか。
それだけじゃなく、この社会は労働力としても高校生を当てにしているところがありますね。
家庭の事情もあるので一概には言えませんが、
ワタシは高校生にはアルバイトはさせたくないです。
報酬は労働の対価、だということを教えたいなら、家の仕事をさせます。
高校生は貧乏な方がいいのです。
ワタシ自身は大学生になってからアルバイトをしました。
「スポーツイベントのスタッフ」「自動車部品製造工場のライン」「家庭教師」「建築現場」「テレビ番組制作会社の下働き」「大学入試のスタッフ」「株券の裏書き」など。
「お金のため(生活費を稼ぐ)」というのもあったのですが、社会勉強という側面が大です。
世間知らずの若造でしたが、今まで知らなかった社会の一面を垣間見た思いでした。
これはやっておいてよかったと、今になって思います。
子どもにアルバイトをさせるなら、この視点を持ちたいと思っています。