この本の表紙の絵を描いたのは、著者の西さんだそうです。
ご自身の小説のほとんどは、表紙の絵を西さん自身が描いているのだとか。
この本の表紙も西さんの手になるもので、
「体に見える木に、おっぱいの実がたくさんなってるみたいな。」
西さんは2021年に、カナダでがんであることを宣告されています。
乳がん発覚から寛解までの様子を書いた『くもをさがす』はベストセラーです。
このことが、『わたしに会いたい』にも影響しているんでしょうね
インタビューに答えてこんなことをおっしゃっています。
「乳首は基本的に男女平等についていて、もし違いとしてエロスを感じるとしたら乳房やのに、乳房は見えているけど乳首を隠すのとか、そういうのが不思議で。」
「『女性の体であることが生きづらい』っていう言い方をするんですけど、女性の体であることそれ自体が生きづらいわけではないですよね。女性の身体を持っていることで、社会的に何らかの役割を与えられて、そのせいで生きづらくなっている。」
「自分の身体とか心とか、すべてを社会からいったん取り戻す」
「自分がどうあるかは自分で決める」
「体・人生は自分のもの」
この本に収められた8つの物語りから、こういったメッセージが伝わってきますね。
好き嫌いはあるかもしれませんが・・・。
リンク
参考にした記事はこちら↓