リスペクト、尊厳
この言葉っていいなぁって思います。
それにしても、女の人たちいいなぁ。
シスターフットだよ、シスターフット!
こんな話が日本でも聞こえてくるといいんだけど。
イギリス、ロンドンのお話しです。
ブレイディみかこさんの小説「リスペクト」を読みました。
実際にあった出来事がべースになっているそうです。
状況は厳しいんだけど、
この人たちとつながりたいと、思ってしまう。
なんだか楽しそう。
野球の選手が、1000億円を超える金額で契約だって。
そんなニュースが流れてきました。
なんだかなぁ~
彼のことは嫌いではないけど、
むしろ、好感を抱いているけど、
ひとりの人がこんなにも巨額なお金を得ることにとまどっています。
一方で生きるのが精一杯の人がいるというのに。
彼に夢をもらっている人がたっくさんいるんだろうけど、
ワタシはこっちの方に希望を感じる。
母ちゃんたちが立ち上がるんです。
公営住宅地の空き家を占拠するんです。
そして、ここに解放地をつくっちゃう。
自分たちを苦しめる大きな力に対しての異議申し立て。
ワクワクしてきちゃいます。
「理不尽に思うことや不平等を感じることにムカついたり、これは間違っているんじゃないかと思うことがあっても、しょうがないと思って流してきた。闘ったり、抵抗するなんて愚かだし、そんな面倒なことをしたって何も変わらないと思ってた」
「ムダだって思うことが賢い大人のすることだって信じてた。だけど、賢く生きることで死んでしまう部分が自分の中にあって、おかしいことをおかしいって言いたい衝動とか、そういうことを押さえつけていると、ここに生きているのは自分なんだけど自分じゃないみたいな変なことになって、自分が自分の人生の当事者じゃなくなってくる」
登場人物が語っている台詞です。
そうなんだよな~
リスペクトだよね。リスペクト。