2022年の年末の紅白歌合戦で「新時代」を聴きました。
「うっせぇわ」も以前から耳にしていたと思うのですが、それまでは引っかかることもなく過ごしてました。
それが、朝日新聞の「日曜に想う」(2023.1.8)を読んで引き込まれました。
そして、改めて聴いてみたのです。
歌うのはAdoさんです。
「リズミカルな反復を経て声そのものが肉体と化し、焦燥が多様なニュアンスをまとい、かすれ、唸り、聴く者の胸をえぐる。」(この表現も見事です)
そして、改めて思ったことは、素性を明かさないってところです。
「ビジュアルや私生活を含む『商品』となることを拒み、才能ひとつで己を世界に問う。」
(記事引用)
そうですね、これってすごいことだと思います。
コンテンツだけで勝負する、まさにプロです。
歌の世界でもこういう表現者が出てきたんですね。
そして、これが世界中でウケるという時代に。
なんか、気持ちいいです。
歌手だって売れたいからそのためには私生活だって切り売りする。
受け手のこちら側もプライベートを暴きたくなる。
そんなところにも「うっせぇわ」と言ってるようできもちいいです。
改めてその歌詞の内容にも音楽にも魅力を感じています。
それにしても、この歌、聴いていてなんか懐かしさも感じてるワタシがいます。