人生の折り返し地点はとっくに過ぎました。
第3コーナー? いや第4コーナーあたりを走っているのかも。
そんなふうに思う今になって、「勉強が面白くってしかたがない」と感じるのです。
この歳になって、今まで勉強してきたことがあっちでつながりこっちでつながり、
「なんだ!そういうことだったのかぁ」って驚くやら感心するやら。
「つくづく勉強してきて良かったなぁ」って今思います。
若い頃はバラバラに思えた知識がつながる驚きを日々味わっています。
「こういうことだったのね」
全然関係なかったものがバチバチぶつかって交わっておもしろいのです。
科学も歴史も社会も芸術も文学も語学も地理も数学も・・・
若い人たちに言ってやりたいです――「これからどんどん面白くなるから」って。
種をいっぱい蒔いておけば収穫が多いということですね。
小・中・高と学校時代に「将来役に立つから」と言われはしましたが、
そんな枠には収まりません。
昨今の教育界は実学重視の傾向があると思います。
「すぐ役に立つ」「就職に有利」なんてことで若者を駆り立てようとしますが、
そんなことよりももっともっと大きな収穫があるってことを伝えたいです。