「ババチョ――ップ!」なんて声が聞こえてきたからビックリです。
しかも、この声を発したのが小学生、しかも低学年だったので驚きました。
馬場チョップですよね、あのジャイアント馬場さんの必殺技。
こんな小さな子がジャイアント馬場さんのことを知ってるわけないですよね。
馬場さんのことを知らなくても馬場チョップを知ってるなんてなんかうれしい。
世代を超えて受け継がれる文化遺産?・・・て感じです。
それよりもっともっと嬉しいのが、「あっ、モチモチの木だぁ~」という子どもの声。
大きな木の向こうにおっきなオレンジの夕日が・・・ちょうどモチモチの木のようです。
「この子もモチモチの木を知っているんだぁ」と思うとうれしい。
「モチモチの木 (創作絵本6)」はロングセラーの絵本です。斎藤隆介さんの物語りに滝平二郎さんの絵がぴったりマッチした傑作です。
ひとりでオシッコにも行けない普段はとっても臆病な豆太が、ジサマが倒れた晩に一人で夜道を走って医者を呼びに行く、
その帰りに医者の背におぶられた豆太が見たのが、勇気のあるこども一人しか見ることができないという「灯がともったモチモチの木」
誰かのためだったら強くなれる、そんなメッセージをくれる名作絵本です。
こういう本が世代を超えて共有できるのは馬場チョップよりもっと嬉しい。