モヤモヤを抱えて今日も生きる。

とかくこの世は生きにくい。日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

あなたの心臓は大丈夫ですか?

心臓を鍛える方法があったら、どうしますか?

 

やってみたいと思いませんか?

 

心臓が大事な臓器であることは十分承知しています。

 

でも、心臓を鍛えることなんかできるのでしょうか?

 

「心臓は何歳になっても鍛えられます。」

 

こんなふうに断言してくれるのは、心臓リハビリの専門医・上月正博さんです。

 

「内科とリハビリの両方で専門医の資格を持つ医師は、日本全国に10人程度しかいません。」とのことです。

 

著書『医師がすすめる 自力でできる 弱った心臓を元気にする方法 心臓リハビリ メソッド』を読みました。

 

心臓を鍛える方法がいろいろ書いてあります。

 

心臓リハビリは、まだ一般的に広く普及している状況ではないそうです。

 

1970年代頃までは心臓病の治療といえば「安静第一」だったそうです。

 

今では「安静よりも運動」というのが新常識なのだとか。

 

ちゃんとエビデンスがあるらしいですよ。

 

著書の中でも示されているので説得力があります。

 

今現在、心臓病でない人も参考にできることがいっぱいです。

 

なんといっても、「心臓の老化は20歳ごろからすでに始まっています」から。

 

しかも、著書に書かれているメソッドはどれも簡単にできるものばかりです。

 

ワタシが一番興味を惹かれたのは心臓病とストレスの関係です。

 

心臓病になりやすい人っているらしいですよ。

 

さて、次のうちでどのタイプの人が心臓病になりやすいでしょうか?

 

真面目で向上心や責任感が強く、自分を駆り立てる性格(タイプA)

 

穏やかで落ち着いた性格(タイプB)

 

几帳面で真面目な性格(タイプC)

 

対人関係において不安を覚えやすい寡黙な性格(タイプD)

 

正解は・・・・・・・・タイプAと思いきや、

 

日本で、危険因子として最近注目されているのがタイプDらしいですよ。

 

「物事に対してほとんど興味がない」

 

「将来が不安で絶望的な気持ちになる」

 

「目標とするものがなく生きる気力がない」

 

こういったネガティブな感情を抱きやすい人は注意です。

 

「社会的孤立も心臓病の危険因子となる可能性が高い」そうですから、

 

これはもう生き方の問題でもあるな、って思いました。

 

図解も多く、やさしく書かれているので読みやすい本でした。

 

大体のことは他の健康本に書かれているようなことでしたが、

 

定期的に知識をアップデートするためにもよい機会でした。

 

 

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「こういう人になりたい」と思うことが大事なのはなぜ?

人間ひとりの成長は時代が変化しても社会が変わっても、そう大きく変化するものではありません。

 

しかし、社会の影響を受けることもまた事実です。

 

私が子どもだった頃は今よりのんびりしていたし、将来への希望が持ちやすかった。

 

経済状況も、これからどんどん伸びていく時代だったから、自分の将来にも楽観的でした。

 

情報も少なかった分、望めば何にでもなれるような気がしていました。

 

今は「夢なんか持ったって、どうせ実現しないんだから持つだけムダムダ」なんて言葉が聞こえてきそうです。

 

今の社会状況や経済状況からすれば無理もないことです。

 

しかし、ここに興味深いデータがあります。

 

①幼い頃に希望する職業を具体的に持っていた人の方が、持っていなかった人と比べてやりがいのある仕事に就いていることが多かった。

 

②仕事に限らず、現在強い幸福感を持って生きている人は子どもの頃に具体的な職業希望を持っていた人が多い。

 

どうですか、多くの人は子どもの頃に希望した仕事には就いていません。

 

希望した職についていなくても、やりがいを持ち幸福感を持って生きています。

 

つまり、希望は実現しなくても、持つだけで意味があるのです。

 

なぜだと思いますか。希望もなければ失望もないからです。

 

そして、その失望からこそ、多くのことが得られるからなのです。

 

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男女差別が社会をダメにしている?

子育てに協力的な夫と言うけれど、

 

子育てに協力的な妻とは言いません。

 

同じように、

 

夫の育児参加とは言いますが、妻の育児参加とは言いませんよね。

 

これは、子育ては女がするもの、という無意識の偏見があるからじゃない?

 

こういう無意識の偏見が考えることを阻害すると言っているのは、

 

働く君に伝えたい「考える」の始め方』の著者・出口治明さんです。

 

そんな無意識の偏見ーアンコンシャス・バイアスーの中でも、

 

男女差別につながるものがとりわけ大きな問題だと言っています。

 

そして、日本社会にはこの手の偏見が多すぎると。

 

「男女差別こそが日本社会が抱えるあらゆる問題の根源である」と言い切るほど。

 

でも、ここまで言い切られてしまうと

 

ちょっと大げさじゃないですか?

 

そう思う人もいるでしょうね。

 

出口さんは、そう思っても仕方ないと。

 

「男女の問題について、多くのひとは社会常識に『操られている』状態ですからね。」

 

これは相当まずいかもしれないです。

 

日本の常識は世界の常識とかなりズレているかもしれないからです。

 

ジェンダー・ギャップ指数を見れば日本は146カ国中125位だし、

 

国際会議のニュースを見ても日本人の女性は少ないし、

 

経団連のホームページで役員名簿を見れば男性ばかりです。

 

日本の子どもたちはこんな環境の中で育ちます。

 

「若い首相や女性閣僚が活躍している北欧の子どもたちと、年老いたおじさんばかりが政治や経済を仕切っている日本の子どもたちは、日々受けている情報が全然違う。」

 

出口さんのおっしゃる通り、これはまずいと思います。

 

視野を広く持って、世界に目を向け、自分の頭でちゃんと考えることをしないと

 

この国は持たないかも・・・

 

こんなふうに思うのは、ワタシだけ?

 

じゃないと思うのですが。

 

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500年後にはみんな佐藤さん

 

選択的夫婦別姓を導入しないと、みんな佐藤さんになっちゃうぞというお話です。

 

東北大学高齢経済社会研究センターの吉田浩教授が発表したものです。

 

夫婦同姓というルールでこのままいくと佐藤という姓ばかりになっちゃうということ。

 

2531年佐藤さん問題っていうらしい。

 

これはかなりの衝撃だったようで、ワタシの周りでも結構話題になっていました。

 

「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」と民法に規定があります。

 

日本人同士が婚姻する際には夫婦どちらかの姓に統一する「夫婦同姓」が求められているわけですね。

 

どちらかの姓に・・・ということになっているのですが、

 

実際は、日本の約95%の夫婦は女性が改姓している。

 

極端に女性に偏っているのは自然じゃないですよね。

 

この辺が問題なわけです。

 

人生の途中で姓が変わるということは、本人にとってかなりのストレスです。

 

心理的なストレスも多大ですが、

 

実生活でも数々の不都合が生じるわけです。

 

役所への届出はもちろん、運転免許証・銀行口座・クレジットカード・パスポート・生命保険などなどなど、名義変更をしなくちゃならないことだらけ。

 

職場にも知らせなくてはなりません。

 

それほど懇意にしていない人にまで結婚したことがわかってしまうのも気分が良いものではありません。

 

ましてや、離婚した場合なんぞ!

 

こういう不利益を結婚した2人が平等に負うのではなくて、

 

片方だけが背負うというのは、2人のスタートとしては良い状況とはいえないと思います。

 

旧姓の通称使用も広がっているようですが、

 

国際社会では通用しないようだし、他にもいろいろ不都合もあるようです。

 

企業や行政でも非効率だという指摘もあります。

 

選択肢のひとつとして、姓を変えずに婚姻できるようにすればいいのにね。

 

他の国でやってることが、どーしてこの国ではできないのでしょうか?

 

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参考にした記事はこちら↓

prtimes.jp

あっという間に一年が過ぎるのはなぜなのか?


一年が経つのは早い!

 

年齢を重ねると、特にそう思います。

 

ずっと前から「どうしてなんだろう?」と考えていました。

 

そして、たどり着いたワタシの答えは?というと

 

「長く生きてきたから」です。

 

理屈はこうです。

 

毎年、一年の長さは同じだから、

 

感じる長さは、その一年を自分の年齢で割ったもの。

 

つまり、(感じる一年の長さ)= 1(実際の一年の長さ)  ÷ (年齢)

 

分子は常に1で変わらず、分母だけが毎年1つずつ増えていくということです。

 

だから、歳をとるごとに一年が短く感じられるのです。

 

どーでしょう?

 

これで正解だと思っていました、長い間。

 

チコちゃんに叱られる」の再放送をたまたま見るまでは。

 

チコちゃんによると、ワタシの答えでは正解とは言えないようです。

 

チコちゃんの正解は「人生にトキメキがなくなったから!」

 

千葉大学の一川誠教授が解説していました。

 

食事ひとつにしても、

 

子どもは「ハンバーグだ」「にんじんが星型だ」「どうやって作ったんだろう」など

 

ときめくことがいっぱいなのに対して、

 

大人は、夕食を食べるという事実だけ。

 

こうなってくると、時間はどんどん過ぎていくってわけです。

 

そして、この境目が19歳だそうですよ。

 

19歳を過ぎると「一年過ぎるのが早いなぁ」って感じるようになる。

 

実感としてわかります。

 

なんか、大人ってつまんない生き方をしてるんですね。

 

子どもに学ぶことってたくさんあるなと思いました。

 

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自分の頭で考えて、楽観的に生きていこう

こんなふうに「考える」ことを若者に勧めるのは出口治明さんです。

 

出口さんは立命館アジア太平洋大学の学長さんです。

 

立命館アジア太平洋大学は、学生の半数が海外から学びにきた学生、

 

教員の半数も海外から来ているという環境です。

 

多様な世界に身を置くから、尚更「考える」ことが大事だと思うようです。

 

その出口学長が著したのが、『働く君に伝えたい「考える」の始め方』という本です。

 

言いたいことは「自分の頭で考えて、楽観的に生きていきましょう」ということ。

 

すごく共感できます。

 

ただね、このメッセージって若者に伝わりにくいんですよね。

 

今の若者って、「勉強しなさい」って幼い頃から言われ過ぎて

 

この手のメッセージは耳にタコみたいなんです。

 

とても残念な状況だと思います。

 

これで損をするのは間違いなく、勉強しない当の若者自身なんです。

 

じゃぁ得をするのは誰かって言うと、政治家なんですよね。

 

出口さんも著書の中でジョージ・オーウェルの小説『1984』を引用して、

 

「政治家にとって都合のいい市民を育てようと思ったら、『勉強させないこと』がいちばん効果的なのです。」と語っています。

 

勉強嫌いな若者がいっぱいいるというのがこの国の悲劇じゃないか?

 

よってたかって大人が子どもを勉強嫌いにしている状況。

 

この本は、どうすれば考える力をつけることができるのか、

 

わかりやすく書かれています。

 

出口さんは、「勉強こそが、人を自由にする」と語ります。

 

出口さんの言う勉強は机上の勉強とは違います。

 

「人・本・旅」の3点セットなのです。

 

「人間は『人・本・旅』を通してしか学べない」と。

 

そして、この勉強を経て考える力をつけると、

 

「シンプルに、気楽に、楽しく生きられるようになります」と。

 

そうなんですよね。

 

勉強するって、義務でもなんでもなくって、

 

楽しくて、面白くって、ハマったらやめられないものなんですよね。

 

このメッセージが若者に伝わりますよーに。

 

 

 

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おぉぉぉ、月だぁぁぁっ!

先日、夜のはじめころに自動車を運転していたら目の前に突然、

 

こんな月が飛び込んできました!

 

近所の川にかかる橋を渡るときです、

 

緩やかなカーブを曲がったそのとき、

 

お家とお家の間に、ど〜ん!と。

 

まだ、空に上がってないお月さま。

 

思わず、「おぉぉぉ!」と声が出てしまいました。

 

でも、自動車を止めてまでして、月を眺めることはしませんでした。

 

その価値は十分あるのに・・・

 

まっ、普通はそんなことしませんよね、

 

周りにもそんなことをしている人は見当たりませんでしたから。

 

平安時代の人なんかは、ずっと眺めていたんだろうな。

 

現代は月なんかより刺激的なものがたくさんあるからね、

 

月をじっくり眺めてる暇なんかありませんわ。

 

・・・という感じですね。

 

平安時代の人と現代人、どっちが幸せなんだろう?

 

今のワタシって、極論すると今を生きてないんですよね。

 

「あっ、月だ!」って気づいても、

 

次の瞬間、これからのことを考えて、

 

月を眺めてる場合じゃないと、気持ちが急ぐ。

 

過ぎたことをあれこれ考えてグジグジして、

 

これからのことを考えてソワソワして、

 

今このとき、がいちばん「お留守」になってるわけです。

 

今この時を生きるって、どんだけ難しいんだろう。

 

そんなことを考えてしまう出来事でした。

 

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