国連の気候変動対策の会議「COP26」が閉幕しました。
若者に「知ってる?」って訊いたら「知らない」。
「どう思う?」って訊いたら「興味ない」さらには「関係ない」と。
かなりガクッときます。もうこれ以上はこちらが持ち堪えられない。
こんな場面に遭遇したら、あなたならどう対応しますか?
考えてみたら、若者がこんな反応になるのもわからなくはありません。
ワタシもちょっと気を抜けば同じようなスタンスに陥ってしまいます。
今回の会議では、「石炭火力発電所について段階的に廃止する」という提案の「廃止」が「削減」するに変更されました。
採択直前の土壇場でインドが変更を提案して、マーシャル諸島代表が変更提案に反発しました。
マーシャル諸島は温暖化の影響をもろに受けるところ。
しかし合意しなければすべてが無に帰してしまうため、代表は「私たちの島に住む人たちの命にかかわる要素を含んでいるからだ」とその理由を述べ最終的にはインドの変更を受け入れました。
苦渋の選択だったのだと推測します。
シャルマ議長は「申し訳ない。だが最も大切なのは文書全体が守られることだ」と、声を詰まらせて述べたというではありませんか。
環境活動家のグレタさんは「会議は形だけのもの」と批判していますが、それでもです。
それにしても気になるのが、日本の政治家ですよ。「化石賞」なる不名誉な賞も贈られています。
オバマさんやカマラさんの本を読んだ時にも思ったのですが、日本のトップの政治家に気概が感じられません。
こういうところが日本の若者に影響しているのは確かだと思います。