COP26(第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議)に参加した高校生のことをテレビ番組で見ました。
「フライデー・フォー・フューチャー(未来のための金曜日)」の日本組織代表の5人のうちの一人です。
「もう石炭はいらない」と手書きで書かれたプラカードを掲げて、参加した岸田首相に呼びかけていました。「若い世代のことをもっと考えて」とも。
岸田首相には届いているようには見えませんでしたけどね。
5人がしたためた手紙も岸田首相には手渡しできませんでした。
別の参加者の大学2年生は、「若い世代の命がかかっている。若者の声を気候関連の政策決定に反映してほしい」とも言っていました。
でも、こういう若者の声はなかなか大人に届かないようです。
フライデー・フォー・フューチャーのきっかけになった、スウェーデンのグレタ・トゥンベリさんもそうですが、
ときに、大人からひどい言葉も浴びせられます。
参加した日本の若者たちも同じです。
日本ではさらに状況はきついかもしれません。
同じ若者にもメッセージが届かないと思えることもあるからです。
そんな若者をテレビの中に見ていて、「グラスゴーに行けて良かったね」と思いました。
世界の若者たちと、思いを共有している場面が見られたからです。
周囲の人たちにわかってもらえずに辛い思いもするでしょう。
でも、「わたしたちだけじゃない」と思えば力も出てくるでしょうから。
そして、こんなことを書いているワタシは、「どんな立場なのか?」とつきつけられる。
ワタシも無関係のわけがない。