ネットで見つけた対談にグッときました。佐々木典士さんとphaさんの対談です。
「ホモサピエンスだからしかたない。」自己責任を弱める読書のすすめ、という記事です。
phaさんの書籍『人生の土台となる読書――ダメな人間でも、なんとか生き延びるための「本の効用」ベスト30』の刊行記念対談のようです。
このお二人、ご自身でも言っていますが、「興味あるジャンルの本は、僕と同じだな」というくらい好みが似ている感じ。
対談を読んでいて、こちらにもそんな感じが伝わってきました。話がおもしろい。
おもわず「そうそう!」って、読んでいるこちらも話に加わっているよう。
「本って、誰か一人がすすめても『へー、そんな本があるんだ』って思うくらいなんだけど、もうひとり別の人も同じ本をすすめてると、『おっ、読もうかな』って、僕はなったり。」
この辺、わかるなぁ~。だから、この対談に出てきた本は読みたくなっちゃう。
「そういう『心のざわめき』みたいなものが、短歌やツイッターのような短い文としてあって、その出来事が起きた日常をもう少し詳しく書いたら『日記』になるし、さらに長くしたら『エッセイ』になって、もっと長くしたら『小説』になるのかな」
あっ、そうね。これ自分でもやってることだから、すごく共感します。
Phaさんの今度の著書では「『挫折した話こそ教科書になる』『本は自分と意見の違う人間がいる意味を教えてくれる』など、人生を支える『土台』になるような本の読み方を、30個の『本の効用』と共に紹介した」ということです。
「今までに見たこともないような新しい世界を見せてくれる読書
読む前と読んだ後で、価値観がガラッと変わってしまうような読書
人生の選択肢を増やして、今の状況からの脱出口を作ってくれる読書」
こんな読書を紹介してくれる本だっていうから、読んでみたくなっちゃいます。
「すぐに効果はあらわれないけれど、読むことで自分の中に何かが一滴ずつ溜まっていって、少しずつ自分の人生を変えていく」のが「ゆっくり効く読書」だそうです。
「自分が今みたいな生き方になったのは、『やはり本を読んできたからだ』と強く思うんですよね。」
やっぱり、本を読む人とは話がしたくなるなぁ、と改めて思いました。