「どんなに幸せな家族でも、遺産相続の問題では必ずもめる」
この本『磯野家の相続』の冒頭に書いてありました。
これを見たら、「ウチはだいじょうぶ」と自信を持って言える人はいないでしょう。
しあわせそうにみえる、あの磯野家にだって揉める要素が潜んでいるのですから。
それでも、「もめるほどの財産がないから」って思った人はいませんか?
「こうした楽観的な考えが、数多くの悲劇を生んでいる」のだそうですよ。
ワタシ自身も、最近相続手続きをしたばかりなので、実感してます。
相続の事務手続きをするだけだって、相当な手間で面倒な仕事です。
それに加えて、残された者たちでもめたりしたら最悪です。
そのために、相続の基本知識を獲得して、
遺言書を作っておくことが大事なのだそうです。
法律の話になると、難しい専門用語が出てきたりして、
素人にはハードルが高いものです。
その点、この本は多くの人が親しみを感じている磯野家が舞台ですから、
わかりやすいことと言ったらこの上ないです。
ワタシでも、あきらめずに最後まで読めたのはそのおかげです。
それにしても、法律用語は難しい。
現職の法律家ですら、この本で勉強してる人がいるとか。(ホントです)
この本は遺言書の書き方が丁寧に書かれているところがグッドです。
死ぬ前に書く、では遅すぎるということですから、
今年中には遺言書を仕上げようと決意しました。
そして、毎年更新できるようにしたいです。