子どもが自分の親に言われて傷つく言葉ってたくさんありますが、
まさかこんな声かけが子どもを傷つけるなんて!
ちょっと気づきにくいかもしれません。
それがこれです。
「あなたが元気な顔でいられること、これがわたしの最優先!」
全然問題のない言葉かけのように見えますが、
こんな言葉を親からかけられて、実際に負担に感じていた子どももいるようです。
子どもがいつも元気な顔でいられるように、と親が願うのは悪いことじゃありません。
それどころか、いつも親がこんなふうに思って接してくれたら子どもはうれしいでしょう。
しかし、これを言葉にして子どもに伝えるのはちょっと待った!です。
これを言われた子どもは、「いつも元気な顔を見せよう」と必死になります。
親のことが大好きだったら尚更です。
しかし、人生はいつも順調なときばかりではありません。
そんなときは辛い顔になってしまっても仕方がありません。
ときには涙を流すこともあるでしょう。
それは子どもであっても同じことです。
しかし、
「あなたが元気な顔でいられること、これがわたしの最優先!」
こんなふうに親に言われてしまったら、親に悲しんでいる顔は見せられません。
「どんなに辛くても悲しくても、いつも元気な顔を見せなくちゃ!」と、子ども心に思うのも自然なこと。
親のことが大好きな子どもだったら、親を悲しませたくないと思うに違いありません。
親の声かけってむずかしいです。
もっと言うと、声かけの背後に自分でも気がつかないエゴがあったりして。
「子どもの笑顔を見ていたい」とは、親のエゴだったりするかもしれないです。
子どものことを思うのだったら・・・
子どもを育てることって、自分育てだとつくづく思います。