ムロツヨシさん演じる島田がドアの向こうから現れただけで、
ワタシの斜め後ろに座っていたオバちゃん軍団から笑いが起こりました。
しかも、セリフが「お風呂貸してくれない?」ですからね。
ドアを開けた山田(松山ケンイチ)じゃなくてもビックリの登場です。
どんな映画なのか、前情報もなしに観に行ったもんですから「何これ?」状態。
劇中の松山ケンイチ演じる山田と同じ心境で、山ちゃん世界にどんどん引きずり込まれる。
「人の家に土足で上がり込んでくる」って表現がありますけど、
山田の行為は正にこれなんですね。
ワタシも「無理っ!」って思ったんですけどね。
・・・
とにかく、不思議な映画です。
特に、話の筋があるわけじゃないし、
ストーリーで、どんどん引き込んでいくってわけじゃないんですよね。
ただ、食べるシーンが繰り返されていくうちに何かが変わっていく。
『川っぺりムコリッタ』では、原作・脚本も務めています。
ネット記事で読んだのですが、松山ケンイチさんが舞台あいさつでこんなふうに言っていました。
「自分自身の周りの小さな幸せを、どれだけ実感できるか、気づいていけるかということが必要になる時代になると勝手に思っていて、そのいいヒントになる作品。」
「言語化できないもやっとした、あいまいなものを届けて、いつまでも皆さんの中に残るのが映画の理想だなと思います。」
まっ、そんな感じの映画なんです。
引用はこちらの記事から↓