読書好きだと自分でも思います。
じゃぁ、どうして本を読むんだろう?
決まってるじゃない、楽しいからだよ。
読書が楽しいのはわかりますが、今どき楽しいことって言ったら他にもあります。
若者の読書離れが言われるようになってから久しいですよね。
ことさら、若者に「本を読め!」という気にはなりませんが、
本が好きっていう若者に出会うと嬉しいです。
なぜ本を読むのか? こんなふうに答えていた人がいました。
「なぜ読むのかといえば、頭のよくない僕みたいな人間は、忍耐強く考えないといけない。良い本は考えさせる力を持っているんですね。」
フロントランナー(朝日新聞8月6日付)に取り上げられた、島田潤一郎さんです。
この方、一人出版社「夏葉社」の代表です。
さらに、こんなふうにも話しています。
「知識を得て考え、話し合い、断定を保留しないといけない。意見の違う相手も、悩んでいると想像したい。読書はその力を磨くのです。」
たしかに、決めつけちゃいたいんですよね。
そうすれば、楽だから。
でも、決めつけちゃうと、その向こうにあるのは排除なんですよね。
人となんとかやっていくには、決めつけない、人はみんな間違うということ、これを肝に銘じていなくてはならないような気がします。
読書は、それを常に思い出させてくれる、ワタシにとってはそんなものなのかもしれません。