「生活するってお金がかかるんだなぁ」
朝日新聞の投書欄に載っていた19歳の予備校生の言葉です。
一人暮らしを始めて気づいた電気代の高さ。
さんざん親に言われてきたことが、「一人暮らしを始めて、初めてその意味を理解した」
自立の大事な一歩ですよね。
「暮らすって物入りね」
ワタシにとっては、この言葉がまさにそれです。
宮崎駿さんが「魔女の宅急便」の中でキキに語らせたセリフです。
ワタシにとっての名言です。
実感としてグーンと迫ってきます。
先の投書者も言っているように、「散々母に言われてきたこと」が実感をもって迫ってくる瞬間です。
こういうのが大事だなぁって思うのです。
子どもを育てる時も、こういうことが後で起こるんだと信じて、たくさん語りかけたいです。
その時には理解できなくても、いろいろな経験を積むうちに、「こういうことだったのかぁ」という発見につながるはずです。
子育てって先が見えないけど、こういうことが信じられるかどうか、自分が試されているのかも。
こどもに対して親がすることって、即効性はないし、成功か失敗かもわからないもの。
極論すれば、そんなものの枠にははまらないものなのでしょうね、きっと。